== ユウコ ==

揺れる気品-ユウコ-⑥

ユウコは片足立ちになっていた。
片手を壁に付いて身体を支え、男はユウコの片方の腿を手で持ち上げ、
それでも、ユウコのクリトリスから口を離さず、愛撫を続けていた。

ユウコは、不安定な体勢の中、男のもたらす快感に身を委ね、崩れ落ちそうになる身体をなんとか支えていた。

『もう、許して、ダメになっちゃう・・・』

男は、その言葉に合わせるかのように、口を少し浮かせると、音を立てて啜りあげた。

『ズズッ、ズズッズー』

『あっつ、あぁぁぁぁぁぁ・・・』

ユウコは、一気に押し寄せた絶頂間に、四肢の力を奪われ、ベッドの上に崩れ落ちた。

『はぁぁ、あぁぁぁぁぁぁ、はぁ、はぁぁ・・』

ユウコは、大きく肩で息をしながら、股を開けあられもない姿で仰向けになっている。
男はユウコの股の間に座ると脚を持ち上げ、もう一度、女性器に顔を近づけた。

ユウコには、もう男の行為に抗する力は残っていなかった。

『あっつ・・』

男の舌の感触に思わず反応するユウコ。
ただ、次の瞬間、絶頂に誘う舌技とは異なる、安らぎとも言うべき優しさを感じとっていた。

男の舌は愛液を掻き出し、唇と連携して舐め取って行く。
そして、男の唇はユウコの恥ずかしいところ、全てを愛おしげにキスして行った。

ユウコは、断続的な痙攣に身を委ねながら、収まりつつある愉悦を、あたかも優しく継続させるかのような男の舌の動きに身体を奪われていた。

貫くような快感が、包み込むような愉悦の残り火に変わり始めた時、男はユウコに声を掛けた。

『ユウコさん、どうでした?
楽しめましたか?』

『ふぅ・・・意地悪ね、強がってもダメって分かってたんでしょ』

『そうですね、ユウコさんは感じやすいって直ぐ分かりましたからね。
でも、勝ち気さは天下一品です。ぼくも、気絶するかと思いました・・・』

『でも、私、凄く感じちゃった・・』

『それは、よかった。それじゃ、シャワー浴びてお茶でもどうですか?
それとも、違う体位でもう一度しますか?』

『えっ、イイんですか?』
ユウコは、ベットのヘッドボードに枕を立て掛け、凭れるとMの字に脚を拡げ、ニッコリ微笑んだ。

(終わり)



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